外張り断熱って何?メリット・デメリットも解説!

公開日:2023/07/01  最終更新日:2023/06/28

外張り断熱

外張り断熱は、住宅の断熱性能を向上させるための施工方法です。一般的な断熱工法である充填断熱に比べて、より断熱効果を高められるのがメリットでしょう。しかし、デメリットもあるため、とくに導入予定の方は把握しておきましょう。この記事では、外張り断熱の内容やメリット、デメリットについて詳しく解説しているので参考にしてください。

外張り断熱とは?充填断熱との違いも解説

効果的な断熱は、高い断熱性能によって室温の変化を抑え、快適な室内環境を実現します。

また、結露や湿気、ダニやカビの繁殖を防ぎ、健康な住環境を保つのです。

さらに、温度変化の少なさが光熱費の節約にもつながるのがメリットといえます。

外張り断熱と充填断熱は、住宅の断熱性能を向上させるための工法です。両者には明確な違いがあるため知っておきましょう。

外張り断熱は、柱の外側に位置する外壁に断熱材を取り付けることで、住まいを効果的に断熱します。

外張り断熱には数々のメリットがあり、海外でも広く採用されている断熱工法であり、近年日本でも注目を浴びているのです。

一方、充填断熱は、壁の内側にある柱の間や、天井の隙間に断熱材を埋め込む方法です。

充填断熱も一定の断熱性能を発揮し、住宅の断熱改修によく用いられる一般的な断熱工法です。

外張り断熱との違いは、断熱材の位置にあります。

外張り断熱は、柱の外側に位置する外壁に断熱材を継ぎ目なく配置することで熱の通りを遮断し、外部からの冷気に室温が影響されにくくします。

一方、充填断熱は柱の間、壁の内部に断熱材を詰めることで、室内からの熱の流出を抑制するのです。

どちらの方法も一長一短があるため、断熱施工を検討している場合は、専門家の助言を仰ぎながら、自身の住宅環境や予算に合った方法を選択しましょう。

外張り断熱工法を行うメリット

外張り断熱工法は、住宅の断熱性能を向上させるための優れた方法です。この工法にはさまざまなメリットがあります。

まず、外張り断熱で施工することで、高い気密性を保てることがメリットのひとつです。断熱材が柱の外側に位置し、隙間がないことが外張り断熱の特徴です。

家全体を隙間なく断熱剤で覆っていることにより、熱が逃げることがありません。その結果、優れた断熱効果を実現し、室内の温度変化を抑えられるのです。

さらに、外張り断熱は住宅の耐久性を向上させる効果もあります。隙間がないため、湿気が壁の中に入り込むことがありません。これにより、壁の腐食や構造材の劣化を抑える効果が期待できます。

また、隙間の減少により、柱周辺に流入する湿気も抑えられるため、湿気を好む害虫であるシロアリなどの被害も軽減できるでしょう。

さらに、重要な構造体である柱や梁を保護できる点もメリットです。家全体を断熱材で覆っているため、柱や梁も断熱材によって温度変化や湿度から保護されます。

以上のように、外張り断熱には多くのメリットがあるのです。外張り断熱は快適な室内環境を実現し、住宅の耐久性を高められる優れた手法です。

断熱性能を向上させ快適に過ごしたい方や、住環境の性能を維持させ長く住みたい方にとって、外張り断熱は前向きに検討する価値がある工法といえるでしょう。

外張り断熱工法を行うデメリット

以上のように、外張り断熱工法には多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。

まず、外張り断熱を行うと外壁が厚くなるという点です。

柱の外側の家全体を断熱材で覆うため、断熱材の厚み分だけ壁の厚みが増加してしまいます。

そのため、導入する際には充分な敷地面積を確保する必要があり、間取りの自由度が制約される可能性があります。

また、外張り断熱工法を採用すると建築費用が高額になるという点もデメリットです。

柱の外側に断熱材を施工するため、施工には手間と時間がかかるため、充填断熱に比べて施工費用が高くなる傾向があります。

さらに、一般的な断熱工法である重点工法に比べ一般的ではないため、施工技術をもつ技術者の数が少なく、施工品質にばらつきが生じる可能性もあることに注意が必要です。

外張り断熱工法にはこれらのデメリットがある一方で、高い断熱効果や住宅の性能を維持できるメリットは見逃せません。

導入を検討する際には、メリットとデメリットをバランスよく考慮し、自身の要望や予算に合った適切な選択が重要です。

まとめ

外張り断熱は、住宅の柱の外側に断熱材を施工する工法です。外壁全体を断熱剤で覆うことで、熱の逃げ道を減らし、湿度の流入も防ぎます。高い断熱性能による快適な住環境の実現や、家の耐久性向上が外張り断熱のメリットとして挙げられるでしょう。また、結露や湿気による害虫やカビの発生を抑える効果もメリットです。一方で、外壁の厚みが増すため、敷地面積や間取りに制約が生じる場合があり、施工費用や施工技術の面で課題も存在します。快適な住まいづくりのために、外張り断熱を活用することは魅力的な選択肢です。外張り断熱を検討する際には、メリットとデメリットを考慮し、自身の要望や予算に合うように適切に選択しましょう。

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